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育児

2014年3月20日 (木)

輝け子どもたち 第11回~第15回

さわら支部ニュースに連載されている「輝け子どもたち」を5回ずつまとめて掲載します。

 輝け子どもたち 第11回 子どもの権利①
 今回から、「子どもの権利」について考えていきたいと思います。喜多明人さんら4人の方が書かれた「イラスト版子どもの権利」(合同出版)という本の中から大事と思うところをご紹介していきます。
 「権利」は英語の「Rights」を日本語に訳したものですがもともとの意味は「当たり前のもの」「正当なもの」ということです。
1989年11月20日、国連総会は「子どもの権利条約」を満場一致で採択しました。この条約によって、子ども自身が権利を行使する主体、権利実現の担い手として初めて登場しました。それまでは、子どもが権利の主体であることは認めても、子ども自身が権利を行使することはできないので、おとなの側が子どもに代わって権利を行使したり、保障すべきと考えられていました。それで、子どもの権利について知っておかなくてはならないのはおとな側で子どもの権利を子ども自身が学ぶという視点が欠けていたそうです。
(早良支部ニュース2012.4.26掲載)

 輝け子どもたち 第12回 子どもの権利②

 おとながよいと判断したものを子どもたちに与え、悪いと判断されるものから子どもを守るというだけでは、子どもが幸せになっていないのではないか。子どもにとって何が良くて何が悪いかを判断するときは、子どもの意思を尊重することも大切(12条 子どもの意見表明権)であるし、大人社会に対して市民として子どもが参加していく道を拓くため、表現・情報の自由、思想・宗教の自由、結社集会の自由などの、市民的権利も子どもの権利の中に含めよう。そして、国は、「子どもの権利」の内容をおとなだけではなく子どもにも広く知らせないといけない。
 1989年に国連で採択された子どもの権利条約は、そういう考え方にたっています。
(早良支部ニュース2012.5.10掲載)

 輝け子どもたち 第13回 子どもの権利③

 日本の社会は、子どもの権利を大人側が保障していくことには慣れていても、子ども自ら権利を実現するために意見表明・参加してくることには当惑・反発しました。
 バブル崩壊で余裕を失ったおとな社会の中で、子どもの未熟さや失敗に対する寛容さも失われ、少年事件がおきるたびに、子どもには「権利よりも責任」と言う世論が吹き出て、2000年の少年法改正(中学生にも刑事罰を科す)へと突き進んでしまいました。
 「そんな生意気なことはやるべきことをやってから言え」「ちゃんと責任を果たせないのに権利なんて言うな」
・・・次回は、この「責任・義務を果たせないなら権利を与えない」という論理について考えます。
(早良支部ニュース2012.5.17掲載)

 輝け子どもたち 第14回 子どもの権利④
 「責任・義務を果たせないなら権利をあたえない」という論理は、おとなにとって都合の良い論理です。しかし、権利と義務はいつも対なのでしょうか。例えば憲法26条には子ども(国民)の教育を受ける権利が定められていますが、その権利を保障する義務は保護者と国にあり、子供は義務を負うとはされていません。
 このように権利の主体である子どもと、これを保障する義務主体(保護者・国など)は、普通は別になっています。「権利」とは、もともと「当たり前のもの」「正当なもの」という意味です。
 (国連「子どもの権利条約」に)この世に生まれたら、その命を奪われず、発達を保障される権利(第6条)/名前・国籍を得る権利(第7条)/親から分離されない権利(第9条)/虐待・放任から保護される権利(第19条)などがあるのは当然のことであり、それを保障されなければならないのです。
(早良支部ニュース2012.5.24掲載)

 輝け子どもたち 第15回 子どもの権利⑤

 権利というのは、人として生まれ育つ上で当たり前に認められなければならないのですが、日本社会で「子どもの権利」がなかなか受け入れられないのは、「権利」というと「わがまま」「自分勝手」「怠け」を連想する人がまだまだ多いせいかもしれません。
 「子どもに権利をあたえるとわがままになる、人に迷惑をあたえるような身勝手な行為をするようになる」のでしょうか?そうではないと思います。権利の大切さを知って初めて、自分と同じように他者にもその権利があることが分かり、権利を濫用してはいけないこと、他者の権利を侵害してはいけないことに気づくのではないでしょうか。権利を学ぶことは、他者の権利を尊重する責任・思いやりを学ぶことでもあると思います。
(早良支部ニュース2012.5.31掲載)

2014年2月24日 (月)

輝け子どもたち 第6回~第10回

さわら支部ニュースに連載されている「輝け子どもたち」を5回ずつまとめて掲載します。

 輝け子どもたち 第6回 「話の聴き方」

 先週、子どもの話を「それはちがう」とか「もっとこうしたら?」とか言わずに聴くと書きました。そういうふうに言うと、主導権が子どもから大人に移ってしまうからです。 話が終わるまでは、子どもから主導権を奪わないように、子どもが言うことをおうむ返しにしたり、あいづちをうったり、「そのとき、どんな気持ちだったの?」と聴いたりしながら、最後まで聴きましょう。
 おうむ返ししながら聴くといっても、「ぼく弱虫だから・・・」とこどもがいったとき、「弱虫なのね」と返すのではなく、「自分のことを弱虫だと思ってるんだね」と返すのだそうです。
 みなさん、聴き上手になりましょうね。
(早良支部ニュース2012.3.22掲載)

 輝け子どもたち 第7回

 長い人生の間にはいろんなことがあります。つらいこと、悲しいこともたくさんあります。それをのりこえていく、いわば「人生のうきぶくろ」になるのが「自己肯定感」だといいます。「自分が好き」と思えるということです。
 「自分は人よりこういうことができるから自分が好き」ということではなく、「自分はここに存在していいのだ」という、「存在レベルの自己肯定感」(高垣忠一郎さんのことば)だそうです。そして、それはたぶん、幼いうちに十分に愛され、受け止められることによって育まれるのでしょう。
 その土台の上に、素敵な人と出会い、体験を積み重ねて、「幸せだなぁ」、「人っていいなぁ」と感じられる人生を歩いていってほしいと願っています。
(早良支部ニュース2012.3.29掲載)

 輝け子どもたち 第8回

 前回「自己肯定感」について書きましたが、世界の中で、日本の子どもたちがとびぬけて「自己肯定感」が低いのだそうです。ひょっとしたら、子どもたちだけでなく、大人もかもしれません。
 10年くらい前に子どもの権利条約のワークショップをしたときに、「自分が好き」「まあまあ好き」「どちらかといえばきらい」「きらい」の順に並んでみたのですが「好き」「まあまあ好き」を合わせても2割くらいでした。びっくりして、なぜなんだろうとずっと考えています。「こうありたい」という目標が高くて、そこに届かないから自分が好きになれないのでしょうか?みなさんはどう思われますか?
(早良支部ニュース2012.4.5掲載)

 輝け子どもたち 第9回

 糸島市主催の「発達コロキウム」に参加しました。糸島市では、1999年(当時は前原市)から九大などと共同して、障がいを持って生まれてきた子どもたちの問題に取り組んでこられたそうです。この日は、乳幼児検診担当の保健婦、子育て支援担当職員、保育士、教育委員会、小学校・特別支援学校・大学の先生、臨床心理士、議員、福祉施設の職員、手をつなぐ親の会の方などが参加され、6人の方からの実践報告と特別支援学校の先生の講演があり、グループ討論・ディスカッションが行われました。
 グループ討議の中で関係者が口々に言っておられたのは、「発達障害を見つけるのは早いほど良い」「早く療育を始めれば、2次障害を防げる」「わが子に発達障害があると認める(受容する)のはつらいが、保護者が受容できていると、適切な対処ができる」ということでした。まわりに気になる子がいる時に、その子と保護者の方に対し適切な支援ができるように、学ばないといけないと思いました。
(早良支部ニュース2012.4.12掲載)

 輝け子どもたち 第10回
 全国5地域の小中学校実態調査の結果、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」ことに著しい困難を示したり、「不注意」「多動性ー衝動性」「対人関係やこだわり」等の問題を著しく示す児童生徒が、通常学級に約6.3%在籍していたそうです。2007年から、こうした「学習障がい」「注意欠陥/多動性障がい」「自閉症」などの「発達障がい」を視野に入れた「特別支援教育」がスタートしました。
 「発達障がい」は、脳に器質的障がいがあるため、発達に遅れや偏りがあるのであって、決して本人の努力不足とか、親の育て方の問題ではありません。だからこそ、早く発見して、適切な支援を受けることが必要です。もしわが子がひょっとしたら発達障がいかもしれないと思ったときは発達教育センターなどの専門機関に早めに相談なさってください。
(早良支部ニュース2012.4.17掲載)

☆輝け子どもたち 第1回~第5回☆

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