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2014年12月 5日 (金)

これからのエチケット

 これからのエチケット

    政党支持の自由について

羽仁 説子

 「政党支持の自由の原則」という言葉は、もうここ何年来うたわれるようになっています。しかしこの原則を正しくみんなが自分のものとして理解し、行動してきたかというとまだまだ不明確だったと思います。

 私たちの会の性格(案)は、「思想信条を超えて目的に賛成なら誰でも入会できます」私たちの思想や信条は、この会に入ってからその運動を通してお互いに変化し成長していくことでしょうが、大切なことは、いつでもこれは、誰の前にも開かれていて、つぎつぎといろいろの思想や信条を持った人が入ってこられるものでなければならないことです。

 私たち婦人の問題は、日々の小さい悩みから、大きな民族的な問題まで全て政治につながっているということは言い過ぎではないでしょう。まだ草案ではありますが私たちが目的として掲げ、それをめざして力をあわせていこうとしている五ヶ条(憲法改悪に反対し・・・日本の独立を勝ち取り・・・民主主義を守り・・・平和を打ち立てます等々)も全て政治に関わる問題です。私たちが大きく手に手を取り合ってこれらの目的の実現のため努力していくならば、その一歩一歩が、小さな政治活動であり、全体として大きな政治力になるでしょう。そして各政党と協力していくことは日常の問題になります。

 こうして私たちは、自分たち婦人の問題のため闘っていく過程で、どの政党とどのように協力できるか、どの政党がどの問題では味方であるかを単に選挙期間中でなく、日々、身をもって学ぶことになるでしょう。

 政党支持の自由ということは政治からの逃避でないことはいうまでもありません。いかなる政党の人もこの会に入ることができるし、政党員としてのその人の政治活動は自由であり、保障されなければならないのです。「あの人は自民党に投票したらしい」とか「あの人は共産党の応援演説をしていた」とかいうことで非難したり、片付けたりしないで、お互いにその主張や話を落ち着いて聞きあう寛大な気持ちを持つことが、これからのエチケットだと思います。

 これらのことをお互いがはっきりと心にとめ、しっかりと身につけていくならば、きっと私たち新しい婦人組織の間でこそ、正しい政治活動のスタイルが生み出されていくことと信じます。

新しい婦人組織のための連絡ニュース3号 1962年4月15日

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